許昌から開放された関羽は聖都に戻る途中、趙雲子龍により今は劉備の前に現れるべきではないと止められる。 それが聖都の頭首として立ち上がろうとしている劉備のためだと言う。
許昌に行って確かめてくると飛び出した公瑾は山篭りから帰ってきた左慈元放(さじげんぽう)に止められる。
呂蒙と左慈は、孔明の使いで現れた馬謖幼常(ばしょくようじょう)とともに聖都にむかい孔明と会談し南陽と聖都の同盟が成立した。
一方、孟徳の暴走の原因が関羽にありいずれ孟徳が龍に飲み込まれてしまうことを危惧した夏侯惇は、関羽を逃がす。 が、すぐに孟徳に知られてしまう。
孟徳が以前の彼でないことに気付いた夏侯惇は殴りかかるが全く歯が立たず曹操の振り下ろした剣の餌食にされてしまう。
一方、聖都学園では、関羽を助けに行くと張飛が立ち上がる。が、孔明が「無意味だ」と窘める。
孔明に掴みかかった張飛を劉備が静止する。 そして
「孔ちゃん、勝てばいいんですよね?」
劉備は、聖都の「劉備玄徳」として立ち上がることを宣言する。
周瑜家、伯符は公瑾の寝ている隙に家を抜け出し許昌へと向かい曹操との一騎打ちを望む。 が、出迎えたのは曹操ではなく聖都の関羽であった。 はじめは戸惑う伯符が覚悟を決めたとき曹操が現れる。
標的を曹操に変え飛び掛る伯符は曹操の放った龍の一撃にかき消されてしまった。
駆けつけた楽就や周瑜公瑾が何とか退ける。
敵の奇襲の知らせを受け駆けつけた呂蒙と伯符。
奇襲をかけた女闘士のことを問い詰められ事の真相を話し出す呂蒙。
許昌学園 曹操孟徳より夏侯惇元譲に勅命が下った。「全軍を率い聖都を襲撃せよ! そして関羽雲長を捕らえるのだ!」と
そして、聖都学園 お祭りに来ていた劉備達を人質に取られた関羽一切の抵抗をやめ投降した。
関羽が桃源院に向かったと聞かされた劉備は張飛と共に後を追うが、二人の前に桃源院闘士「黄忠漢升」が現れ張飛は劉備をおいて戦いに赴く。
張飛とはぐれた劉備は釣りをする少女に出会う。 針に掛かった龍に引き込まれた少女を助けるため劉備は池に飛び込んだ。 己がカナヅチであることを自覚しつつ…。 何とか陸に上がったふたり。 やり方もわからぬまま人工呼吸をしようとした劉備に目を覚ました少女が抱きつき言った。
「タイトク劉備元徳貴方を待ってた… 孔明は、あなたと一緒に天下に行きたい…」彼女こそ伏龍… 諸葛亮孔明その人であった。
その頃、夏侯淵妙才(かこうえんみょうさい)を引き連れた賈詡文和が、龍玉奪還のため南陽学院に訪れていた。